ある晴れた日
八葉みんな変です
イメージが壊れる可能性大
神子と朔も・・・ちょっとヤバイです(笑)
みんなで口説いてるけど色っぽい内容ではないっす
ちょっと扱いが・・・ってシーンもあるけど愛があってこそのssと思って下さると嬉しいです
疲れのたまっている望美を思い皆が言い出した
「今日は一日ゆっくりしよう」と・・・
この言葉が後に何を引き起こすか想像もしなかった望美は
素直にみんなの優しい気持ちに喜んだ
望美が庭でのんびりとしているところに九郎がやってきた
「望美」
「九郎さん。どうかしたんですか?」
望美がそう聞いたのには訳がある
息をきらせ顔を赤くしてやってきた九郎
よほどの用に違いないと思ったのだ
「その・・・なんだ・・・お前はよく頑張ってるな」
「はっ?また・・・いきなりですね・・・なんか裏でもあるんですか?」
「なっ・・・・!! 人がせっかく褒めてやってるんだ。素直に喜べないのか?」
「褒めてやってる? 誰も褒めてくれなんて言ってないですよ」
いつもの事とはいえ九郎の俺様の態度が気に入らない望美
つい反抗的な態度に
「まったく・・・お前はすぐそれだ。俺が何か言うたびに文句ばかり言う」
そうさせてるのはアンタでしょ!!
「はいはい・・・それはスイマセンでしたー」
「まぁいい。今日は別の用事があって来たんだ」
「なら最初から言って下さいよ」
内心イライラしたがぐっと我慢してこう言った九郎
「俺はお前を好いている。だから考えとけ!!」
そして疾風のごとし姿を消した
「はぁっ? ・・・ちょっと九郎さん」
だがそこには九郎の姿はない
「言い逃げ?」
今の告白?
考えとけって・・・何考えるのよ
全く理解出来ないよ
ただでさえ大変なこの時期に・・・
そう物思いにふけていると・・・・
「へぇー九郎もやるねー♪」とのんきな声
「景時さん・・・見てたんですか?」
「見てたっていうか二人の怒鳴り声が聞こえたから止めた方がいいかなぁと思ってね。ほら俺って優しいからさー」
・・・・・・自分で言うなと望美の心の声
「そうですね♪景時さんはとーっても優しいですよね」
そう言うと弁慶並に黒いオーラを漂わせた笑みを景時に向ける
「な・・・・なんか望美ちゃんさぁ弁慶に似てきたよね・・・」
「うぇっ・・・・それはやだ・・・・」
「うわぁ本当に嫌そうな顔」
ショック
ショックだよ
あの腹黒に似てるなんて
乙女としての最大の危機だわ
「ねぇ望美ちゃん。話題変えてあげるよ」
「はぁ・・・」
あげるって・・・誰も頼んではないですけど・・・
「俺さぁ君の事大好きなんだ。九郎に先こされちゃったけどさ・・・まぁ俺の事も考えてみてよ」
「えっ?景時さんも?」
「うん。だから頼んだよ」
スキップしながら去っていく景時
頼んだ?
一体私は何を頼まれたの?
今日は変な日だよ・・・
望美が頭を抱え込んでいると背後から声をかけられる
「やるな!! お前ってもてるんだ」
「将臣君・・・まさか覗き見?」
「ひでぇ言い方だな」
「あぁゴメン。じゃぁ将臣君も告白でもしに来たの?」
昔からの知り合い
幼馴染という立場からつい冗談を言ってしまう望美
いつもならここで将臣の突っ込みが・・・
ところが今日はいつもと違った
「ビンゴ!!」
ビ・・・・ビンゴ?
今頃そんな言葉使うの?
戦闘中のクリティカルヒーットも変だけどビンゴはもっと変だよ
告白された事よりも将臣の言葉遣いが気になる望美
「こーんなチビでネションベンしてた頃からお前が好きだぜ」
「・・・・・・告白とは思えない・・・」
「そうか?お前の心にジャストミートだろ」
「ジャ・・・ジャストミート?!」
初恋の人だったのに・・・
所詮こんなもんよね・・・初恋って
少し大人になった気がした望美
「とにかく考えけよ。俺を選んだら二人で南の島にバカンスに行こうぜハニー」
南の島・・・
バカンス・・・
ハニィー?
・・・将臣君
あなた絶対時空越えるとき頭打ったよね
可哀想に
あまりの変貌に同情してしまう望美
NEXT