〜あと少し〜  
実は・・・知盛

普段は冷たく、何を考えているのかも理解出来ない
そんな男だが・・・



いざ女を・・・否・・・・



望美を落そうとすれば素晴らしくエロく、そして優しい男にもなれる
良く言えば本来は優しい男であり望美にベタ惚れ・・・と言える




言い換えれば、手に入れようと思ったものはどんな手段にでも出る
実にいやらしい性格であり



実に完璧な二面性を持ち合わせた男で




そんな男を相手に望美みたいな単純で
そして、知盛しか男を知らない・・・色々な意味で



知盛の腕で女になった望美が太刀打ちできるはずもなかった



抵抗しようと振り上げた腕の力は自然と知盛の背に回り



嫌だ・・・と、止めて・・・と言おうと開いた唇は重ねられた唇に自然と応えていた





知盛はそんな望美を単純で可愛い女だと思っているが


口にすれば殴られる事はわかっているので、ただ一人胸の内で笑い



「もっと鳴けよ・・・」と・・・・



態と・・・だろう
だが、望美がそれに気づいたとしても力の抜けた身体は役には立たない




酷く掠れた声で耳元に吐息と共に囁きかけられた望美は切なげに声を上げ




結局は知盛の思い通りに動く
まるで糸で操られているような望美を見




「可愛い女だな・・・」とそっと首筋にキスを落した



普段の望美とのギャップが何とも言えず気に入ってしまっている知盛には自分の一言で、自分の腕の中で



この指に応え、唇に応える望美は今まで手にした女の中では飛びぬけて極上の宝石であり花であり、女だった




「んっ・・・・・もっと・・・・」




唇が開き・・・・小さく呟かれた其れは知盛の期待していた通りの言葉で






「クッ・・・・ったく、いい女だぜ・・・」そう言った知盛は望美の下着に手をかけ




すぅーっと中に入った指が望美の蕾にそっと触れた・・・・その時





「やぁっ・・・・」と、声を上げた望美の声を掻き消したのは知盛の唇でなく




「おーい。飯どうすんだ?」・・・・・・将臣だった









「えっ・・・・?・・・うわっ・・・・ちょっ、ちょっと」




「気にするな」



「うわっ。んんっ・・・・気   ・・・・気にするって!!」




将臣の声で強制的に冷静にされてしまった?望美は



知盛を押しのけ




乱れた服を整えながら将臣に向かって「あと少し待ってーー!!」と叫んでいるが後ろから伸びてきている魔の手




知盛の腕には気づいてなかった



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