〜鼻ふさぎ〜  
素晴らしき勇姿を見せている望美に将臣は「お似合いだな」と呟いて呆然としている銀と姿を消した


望美に蹴りつけられている知盛は・・・・



まだ夢の中・・・・のようだ



「・・・・・・普通起きるよね?」




信じられない馬鹿だ・・・と思った望美だが・・・



「まっ・・・・まさか・・・」
当たり所が悪くて?と・・・変な考えが浮かんでしまい
考えすぎ・・・突飛・・・そして馬鹿馬鹿しい考えばかり思いつくのは将臣だけでなく、望美も同じで




「う・・・・嘘・・・私、殺人犯に・・・?」と青くなり呟いたが



こんな時は、まず



呼吸の確認、気道の確保を思い出し
知盛の鼻の近くに顔を寄せ呼吸を確認する手段に出・・・



すーすーと寝息が聞こえると

「やっぱコイツ馬鹿だわ・・・」と再び呆れ顔で呟く事になった




しかし、それだけではなかった
ついつい目にした知盛の鼻に「チッ」と舌打ちした望美は



「イライラする・・・この鼻。何、犯罪的な鼻だよね」
鼻に犯罪があるのですか?と、銀が居たら質問したかもしれないが


ここには知盛と望美だけ




鼻に噛み付いて起こしてやる・・・とアホな企みしていた望美は
そっと伸びてきた腕に気づかず、知盛に羽交い絞めされ



「ウギゃーーー!!」と奇声を上げる事になった



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